こんばんは。広報のSunriseです。ものすごいサボってますが…

NESTロボコン、お疲れ様でした。

特に産技生は、前日準備から後片付けまで、本当に大変でしたね。

私はレスキューの主審を担当したので、レスキューの報告の感想を言わせていただきます。

かなりの長文になると思いますが、レスキュー部門に参加する部員はもちろん、それ以外の人にも
この感想を読んで、じっくりレスキュー競技について考えてもらえたらと思っています。

※文章の「チーム」というのは、今回のレスキュー参加者全体を指します。特定のチームを指しているわけではありません。また、これはあくまで個人の感想です。「被災者の救助」を義務しているわけではありません。

一番の感想は、「被災者を救出しないチームが多い(いなかった!?)というのはどういうことか?」

今回の大会では、ライントレースや坂で競技進行の停止をしても何度もチャレンジするチームが多かったですが、避難部屋に入ったとたん、リタイヤしたり、ロボットが謎の動作をしたり…というチームがほとんどだったと思います。

1チームだけ救出したチームがいましたが、安全地帯が置かれた被災者に対して直線上にあったので、多分まぐれだったかと…。「レスキュー」競技なので、また、救出しやすくするために「減点なし」というルールにしたのでぜひとも救出してほしかったです。(救助するための機構が付いているチームは結構いたのですが…)

実際のレスキューでも、レスキュー隊員は自分の命を引き換えにしてでも被災者を守ろうとしています。
→「命を引き換えにしてでも」というのを「競技進行の停止」にあてて考えてみてください。
実際に命を落としてしまった人も数多くいて、毎年、様々な場所で追悼式が行われています。

また、ロボカップジュニアを日本に持ってきた(!?)N先生は、
「レスキュー競技は、ただロボットが得点を重ねていく競技ではありません。ロボットを作る技術も大切ですが、本当のレスキューと照らし合わせてロボットを作ってもらえれば・・・。」と話されていました。
→実際に、ジャパンオープンでは、実際のレスキュー隊員がロボットを審査するという賞もあります

確かに、被災者であるジュースの缶を持ち上げて、更にゴールを探して…というのは、とても難しいことです。また、被災者のいる部屋にたどりつくためには、ラインをたどり・障害物を乗り越え・坂を上りそして下る…という長い長い道のりがあります。

しかし、「レスキュー」の使命は「救助」すること! 

ルールでも、被災者は救助すると高得点がもらえたり、同点の時は救出した数で順位を決めたりと…被災者の救出はとても重要だということが分かります。

観客が感動するのも、被災者を救出したときです。

これを機に、多くのレスキュー参加者が「被災者を救出する」ということを1番の目標にして競技に挑んでもらえたら、と思います。

2014年の大会では、どれだけのチームが「被災者の救出」をするでしょうか?楽しみですねぇ!!

最後まで読んでいただいた方々、本当にありがとうございます。

※この文章にでてきた「チーム」というのは、今回のレスキュー参加者全体を指します。特定のチームを指しているわけではありません。また、これはあくまで個人の感想です。「被災者の救助」を義務しているわけではありません。